第3号『ヴァイキングの道』

「ヨーロッパ・カルチュラル・ルーツ」 第3号 『ヴァイキングの道』

2018/ 09/ 29
                 


「ヨーロッパ・カルチュラル・ルーツ」第3号
『ヴァイキングの道』

ヴァイキング
わたしたちの身近にも
ヴァイキング・フィギュアであったり、
コスプレであったり、
あの海賊風のコスチュームで人気です。

海洋の怪盗・海の冒険家として、
ディズニー映画の『カリビアン・パイレーツ』より、
人気かも知れません。

 ヴァイキングは、もともとは「入江の人」を意味し、
スカンディナヴィアやユトラント半島に住んでいた
ノルマン人のことでした。

 独特の航海術をもち、8世紀末からバルト海、北大西洋を往来し、
盛んに交易を行っていましたが、
ときに略奪に走ることもあったようで、
怖ろしい海賊というイメージをもたれたようです。

 北フランスにノルマンディー公国を建設。
さらに版図を広げ12世紀前葉には
南イタリアとシチリアにかけて南シチリア王国を建設しています。

イングランドでも、11世紀にノルマンディー公ウイリアムが攻め込んで
ウイリアム1世として即位し、ノルマン王朝を立てました。

北ヨーロッパでは、ロシアの起源となるノブゴロド国、
ついでキエフ公国を建設、
さらにデンマーク、スウェーデン、ノルウェー王国が建てれるなど、
ヴァイキングの勢力は著しい進展を見せました。

ヨーロッパと、それを超えて広く散在する
ヴァイキングの遺跡を結び直し、
強力な歴史文化遺産のネットワークを再現しようというのが、
「ヨーロッパ 文化の道」第3号「ヴァイキングの道」構想です。

 その拠点をなすヘーゼルビュー(ドイツ)、ビルカ(スウエーデン)、
ヨーヴィック(イギリス) ダブリン(アイルランド)、
キエフ(ウクライナ)は、
当時の交易センターをなしていたようです。

数多くの遺跡が発見され、
世界文化遺産に指定されているところも多く、
ヴァイキング博物館を開設している都市もあります。

その数60サイトを網羅し、
それぞれのイベントなどの情報を発信しています。

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